鍋倉高原のブナ林の根開き(根明け?)が見たくて、新緑のころ期待して行ったことがあった。
しかし、その年は春の訪れが異常に早く、雪はすっかり消えていた。
今回はOさんにさんざんおねだりして連れて行ってもらった。
ブナ林の中はまだ早春、雪が残り思い描いていた景色が目の前に広がっていた。
立ち上る霧、撮ろうと思うとスーっと消える。
枯れ木が行く手をふさいでいると思っていたが、細い木は雪の重みですっかり雪の下に埋まっているのだとか。
雪が解けて少しずつ立ち上がってきている。
足元がおぼつかないので、枝に触ったら、突然雪をはねのけて立ち上がって驚いた。
毎冬、重い雪に耐えて、倒されて、それで根元が曲がっているのだと理解できた。
木の根元は木自身の発する熱で周りだけ雪が解けて地面が見え植物が萌え出ている。
大きな木の根元は大きな根明けが見られる。
立ち上がっている樹は新緑が瑞々しい黄緑色、ようやく立ち上がった木は、これからが芽吹き。
立ち上る霧の水分でしっとりと濡れている。
「ブナの芽吹きは赤い色をしているから、林中が赤くて綺麗だよ」とOさんの説明、見たかった。
綺麗だろうね。
新芽が紅葉のように足元を飾っている木が有った。これから萌木色になり緑になっていくのだろう。
2 件のコメント:
私も大好きなところです。
以前は鍋倉山へも登ってみました。
はじめてブナ太郎にも会えて感動しました。
いつ行っても元気をもらい帰ってきます。
霧に出会えたなんてなんてラッキーな事!
もっと写真拝見したいです。
間違えました!
森太郎でしたよね。
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