
以前、ストレスでパニック症候群になったことがある。
アロマテラピストの友人がハンドマッサージを施してくれた。
彼女の優しさとオイルの香りで気分が落ち着き自分を取り戻せた。
今は疲れた時、体調の悪い時もっぱらお香のお世話になる。
お気に入りの香炉はなんともとぼけた顔の老人。
胸元や袖からよい香りの煙がゆらゆらとこぼれてくる。
仏さまの線香と同じだが、微妙に匂いが異なる。
抹香臭いから嫌いという人も多いが、幸いにも家人も好きで遠慮なく焚くことができる。
心を落ち着かせるオイルはベルガモット、柑橘系の匂いである。
精神が弱いからこのようなものに頼ってしまうのだろうか。